ノミ・マダニの予防と駆除


                
   
 図@
ノミの駆除
ノミの寄生が激しい場合は、まずノミとりシャンプーで洗いましょう。
 ☆ノミとりシャンプーで洗う際はあらかじめ犬、猫の被毛を充分にぬるま湯でぬらし、 
  適量のシャンプー剤で3分間よく泡立てながら洗浄します。
5分間そのまま放置し
  その後よく洗い流します。                                    
  濡れている間にピンセットやノミとりクシでノミを取り除きます。
  (この時、取ったノミは絶対につぶさずに中性洗剤か
  ノミとりシャンプーを薄めた液に沈めて、
  しばらく置いた後、処分して下さい。                            寒い日や冬場は
  ノミを取り除いたら、ドライヤーでよく乾かします。                  手早くしてあげて下さいね。  

怖がってしまう猫ちゃんを洗う場合は、
   洗濯のネット(図@参考)に入れると
   ひどく暴れるのを防ぐことが可能です。
                                             
  (注)ノミとりシャンプーでは寄生しているノミがすべて死ぬ訳ではありません。

ノミとりシャンプーでは駆除し切れなかったノミを駆除します。
   (ノミの寄生が少ない場合やシャンプーが出来ない犬、猫は 始めからこちらの方法で駆除をします。)
 ☆生き残ったノミは滴下式ノミとり液剤やノミとりスプレー、ノミとり首輪などで駆除します。
  寄生の激しい場合は滴下式ノミとり液剤やスプレー式駆除剤が有効です。
  滴下式ノミとり液剤は首筋にたらすだけで簡単にノミの駆除ができます。
  (ただし、子犬や子猫の体重や月齢によって、または成犬、成猫でも体重によっては
  使用できないことがあります。)
  この場合、ノミとり首輪を体重に合わせて短く切ったものを首につけたり、子犬、子猫とも
  生後2日齢から使用できるスプレー式ノミ・マダニ駆除剤で駆除します。
  また製品によりシャンプー後2日は滴下できない駆除剤もありますのでご注意下さい。
  ノミとり首輪は持続性は高いのですが、即効力では滴下型やスプレーよりはやや劣ります。
  また、環境へのノミ駆除にノミとりスプレーやノミとりパウダーを使う場合もあります。
 ●詳しくは直接当院にお尋ね下さい。

マダニの駆除
 マダニの駆除剤には滴下式のもの、スプレー、パウダーや首輪があります。
 ☆寄生するマダニの数が多い場合はスプレー式の駆除剤やパウダーが有効です。
  スプレー式駆除剤は即効性があり子犬や子猫にも生後2日齢から使用が可能です。
  滴下式駆除剤は首筋にたらすだけで、簡単にマダニの駆除ができます。
  パウダーの駆除剤は体表に寄生したマダニにも環境(家屋や犬舎の下など)にも使用でき、
  マダニの再寄生の防止に効果があります。
  (使用する際はワンちゃんや猫ちゃんが舐めたり吸い込んだりしないよう注意して下さい。)
  首輪は持続性はありますが、即効性に欠けるのが難点です。
 ノミ・マダニの駆除は犬、猫によって、また月齢や体重によって方法が異なりますので、
    詳しい駆除法は当院に直接お尋ね下さい。
 
 

  ノミ・マダニを駆除したら再寄生を防ぐため、予防が必要です。
  ノミ・マダニの駆除に使用する滴下式ノミ・マダニ駆除液剤やノミ・マダニとり首輪を
  予防にも使用します。環境に使用する場合はスプレー式駆除剤やパウダーなどがあります。


ノミもマダニも寄生される前に予防する事が大切です。
 もし寄生されてしまったら早めに駆除し、併せて予防もして
 あげて下さい。

内部寄生虫の駆除
 寄生虫の種類を確認し、薬を選択し、内服もしくは注射をする事で駆虫します。
ノミについて マダニについて


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