●鳥インフルエンザと新型インフルエンザとは全く別もの
ニュースで新型インフルエンザの話題がでており、
学校の鶏等について 混同してご心配の方もおられると思います。
しかし、新型インフルエンザは人の病気で、発生したら海外から人が運ぶことに
なりますので、空港では東南アジアからの入国者の靴裏の消毒など注意しています。
これは人の問題で国内の鶏と新型ウイルス発生を同レベルで心配する学者はいません。
まして、何ヶ月もウイルス感染が同じ場所で続いて、初めて人型に変異する可能性が
あるので、少数しか飼っていない学校の鶏から人型ウイルスが発生することは考えられません。
(鴨と豚が関与するといわれています）
最初の感染で学校の鶏はすぐに死に絶えます。
学校で、子供達が大事に思っている鶏・チャボを大事にしてあげてください。
ウィルスは、同種類間で（人と人・犬と犬・猫と猫など）感染します。（例外：狂犬病ウィルスなど）
つまり、人への最大の感染源は人なのです。
この冬、あなたが 流行性感冒（インフルエンザ）にかかるからといって、
元気な今、他の方があなたを避けるという現象はありえません。
○動物を大事にするということは、その動物を気にしてる子どもの心を大事に扱うと
いうことだと いつも感じています。
自分の大事な動物を大事に扱ってくれる大人に、
子どもは感謝し 愛情のある頼もしい大人を敬愛してくれます。
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鳥インフルエンザについて、国内の養鶏を守るために
学校の鳥への過剰な心配ではなく
適切な処置をお願いするために
農水省系列の全国家畜畜産物衛生指導協会が
マニュアル「鳥インフルエンザと学校飼育動物」を用意しています。
日本獣医師会、農水省、文部科学省などとの
摺合せが終わって、そろそろ発行準備にかかりそうです。
配布物は文部科学省初等中等教育局教育課程課を窓口として全国の小学校・幼稚
園に届くようです。
このパンフレットは、北海道大学のこのウイルスの専門の世界的研究者を座長に、
実際に関わっている専門家が中心になって原案を作成しました。
このマニュアルのスタンス：
日本国内の学校の健康なチャボや鶏は、この病気ではない
日本では、病気にかかったチャボや鶏はすぐに死亡する
学校で、この病気が発生することはほとんどない
しかし、水鳥との接触や水鳥の生活水との接点をなくしましょう
普段から 鶏を、糞を掃除して、えさ水を与え、暑さ寒さを防いで健康を管理してあげましょう。
本当にこの病気が心配なときは、学校の近くの獣医師が適切な指示をします。
外遊び、外での作業終了時、動物と遊んだ後など、
家に入る時は、手を石鹸であらって、うがいも励行しましょう
（風邪にもかからないでしょう。）
普段から動物の死体に素手で触らないことを常識にしてください。
（しかし、素手で触ったときも、石鹸で手を洗えば心配ありません。）
何事も学校の獣医師に相談してください。
本当に心配があるなら、近くの獣医師（動物病院）が家畜衛生保健所とともにどうするか
を伝えます。
その指示がなければ、安心して子どもとチャボ・鶏と触れ合わせていてください。
普段から、獣医師会員の動物病院と連携し支援を得てください。
県獣医師会、獣医師との連携が不調な場合、家畜保健衛生所か全国学校飼育動物獣医師
連絡協議会（つまり私のところ）にご相談ください。
なお、マスクと手袋については、まったく触れていません。
よほどホコリのひどい飼育舎ではマスクは必要かもしれませんが
（ホコリアレルギーや、糞に生えたカビを吸い込まないように）
手袋は必要ありません。
このマニュアルのシリーズは
他に 庭の愛玩鶏、アイガモ、ダチョウ編 も用意されています
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参考サイト
学校飼育動物を考えるページ http://www.vets.ne.jp/~school/pets/
[2008/11/24 23:24:11] ここまで
＊以上の文章は、
全国学校飼育動物研究会より出典。
報告者中川美穂子先生
「全国学校飼育動物研究会」アドレス
http://www.vets.ne.jp/~school/pets/siikukenkyukai.htm
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その他鳥インフルエンザ関連サイト
農林水産省−鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/
http://www.ibajyuu.com/
